駿河国式内社4社を参拝してきました。
頭のみ出した富士山を眺めながら、焼津市へ。

まず①神(ミワノ)神社ヘ。2回目参拝。皇極天皇三年(644)疫病退散のため、勅命で創祀。
ご神体山は高草山。三つ鳥居と祭庭のみで始まると。

次いで②式内社・飽波(アクナミノ)神社ヘ。御祭神は、少彦名神(相殿)瀬織津姫命。
藤枝・焼津両市に広がる志太平野最古のお社と。拝殿背後の中腹にご本殿が。

山裾の小石の周辺から清らかな水が湧き出し「命の水」と。
近くの瀬戸川の水害から護ってくださる事から「ワクナミノ神社・川関大明神」とも。

次いで③式内社・那閉(ナヘノ)神社ヘ。
海上航路の目標となった山の西側に鎮座。海に突き出た岬で、いくつかの岩窟(御座穴)があり、
海中の神岩に祀られていたが、崩壊した為、現在地へ遷座と。現在、事代主命が祀られているが、
物部氏が創祀という事から、替えられたかと。

次いで④式内社・焼津神社へ。2回目参拝。
御祭神は、①入り江大明神、②市杵島姫命(反正天王4年創祀と:現摂社)、
③日本武尊(幕末以降)と変遷している。

古代、海岸一帯に天然ガスの噴出があり、自然燃焼で燃えていた為「焼津」と呼ばれたと。
記紀の記述を由緒とした方が権威付けとなる事から改竄したか?各神社の詳細は「広場」投稿予定。

今回の参拝で、駿河国式内社22社(22座)、全て参拝することができました。
ありがとうございました。