一の宮巡拝会関東ブロック世話人の村上彰さんが
ナビゲーターを務める クラブツーリズム㈱・諸国一の宮めぐり。

先日村上さんがナビをされた「一の宮めぐり伯耆国・因幡国」《その2》の様子をご紹介致します。

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(第2日目)
ホテルから20分位の①伯耆国二の宮・波波伎神社(自由参拝)へ。

9時前に着きましたが、入口側の家人が出てきて、胡乱そうに見ていましたので、
挨拶をして参拝の旨話すと途端に笑顔が。団体参拝はないそうです。

856年以前の伯耆国では、Ⅰ波波伎神、Ⅱ大山神、Ⅲ国坂神しか官社がなく、
当社が筆頭。856年Ⅳ倭文神、Ⅴ宗像神、が追加された。貞観年間に筆頭の
地位を奪われたと。境内の巨木や古墳の石室(前方後円墳)など雰囲気を
感じながら参拝。

次の②白兎神社(自由参拝・式外)へ。
道の駅が入口に造られ、多くの参拝者が立ち寄っていました。
参拝後、「菊座石」を拝観し、スタバに対抗した「すなば珈琲」に寄って、
コーヒーを飲みながら次の③天日名鳥命神社(自由参拝)へ。

小高い丘の石段を登り参拝。下に降りると、地元の氏子さんが軽トラで来られ、
「バスで団体さんが来ている」との連絡があり、何事かと思い来ましたとの事。

30戸が御守りしているけどこんな事は初めてですと、笑顔で帰って行かれました。
地方では、由緒正しく格式の高い神社でも、維持管理が大変で、とにかく
守り続ける事が一番大切です。

昼食後、平安時代初期まで因幡国最高の格式を持っていた
④天穂日命神社(自由参拝)へ。

皇統系に地位を奪われ寂れていったが、地元の人たちが継続して
守っていることが一番大切な事と、改めて感じました。

ご本殿の彫刻と、地震の影響で狛犬の痛々しい姿
(母犬は顎が。その下で子犬が神妙に)が心に残りました(写真を添付)。

次いで⑤宇倍神社(正式参拝)へ。
七五三の御祈祷がひっきりなしに行われ、合間に正式参拝。

その後、参集殿にてお茶を頂きながら、金田宮司自らのユーモラスな
お話をお聞きしました。最後に、麒麟獅子のお頭で、頭を嚙んで頂き境内へ。

霊跡参拝後、ご本殿西側のベンチで、夕日に照らされたご本殿を眺めながら
しばし穏やかな雰囲気にしたりました。忙しい中、暖かいおもてなし、
本当にありがとうございました。

次いで⑥売沼神社(式内社・稲羽八上姫命神社)へ。
昔ながらの葦の繁った川の傍に鎮座。本殿左右の磐座風の場所では、
「氣」の流れを感じ、何人かの人と共に深呼吸して身体に取り入れ
清められました。その後、鳥取空港へ。

各社共に滞在時間を十分に取りましたので、皆様ご満足の様子で、
今後「古事記・出雲風土記」に係る時には場所を思い出しながら
取り組めると思います。

羽田には20時着でしたが、朗らかな笑顔で家路につきました。
さて、12月は、いよいよ、出雲国・石見国です。

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